自分勝手な人たち(その2・料金編)

探偵に調査を頼んでくる人たちの中には

とんでもなく自分勝手な要望を出す人がいる。

耳を疑うようなこともままある。

 

「朝、昼、晩の監視を1回1時間づつやってもらいた

これで合計3時間分ですよね?」

 

1回1時間を3回、といってもこれでは1日丸潰れである。

だから1回当たりの最低調査時間を決めないととんでもない

結果になってしまうのである。

 

「今からすぐ行って」

すぐ行けと言われても光速で動けるわけない。

しかも突然言われても他の調査や予定だってある。

だから最初に調査スケジュールを決めるのである。

突然の調査対応といっても最低24時間以上必要なのだ。

 

 

「近くで待機して、相手が動き出したら尾行して

何時間待機になるから判らないので、尾行が始まったら

料金払います」

などというアホなことを言う人もいる。

これなどは、待機と言いながらも見張りをしろ

ということである。

常識的に言えばこれを張込みといい

探偵の作業の一つである。

 

 

その他に

最後に経費請求したら渋る人

調査料金の残額を値切る人

あっち行け、こっち行けと将棋の駒と勘違いしてる人

 

契約内容と実際の調査内容が大きく変わっても

契約書の書き換えや再作成を渋る人

 

契約書自体を書きたくないという、

もはや言葉もない人もいる。

 

さらに輪を掛けて

「おまけ」や「無料奉仕」を無理強いする人もいる。

 

 

 

金に関して言えば

汚いお客

が多いのが現実である。

 

 

調査費用が余りにも高くなるのは良くないが

払った金額すべてが探偵の儲けになる訳ではない。

調査機器揃えるのだって金が掛かるし

新しい機器だって買わなければならん。

 

つまり調査費用は

人件費+設備投資が大部分である。

大手になればそこに広告宣伝費が大きくのしかかってくる。

 

うちにしたって

広宣費はほとんど掛かっていないが

設備投資は常にしなければならん。

 

値切る人、渋る人が多いと

こういった必要な資材への投資が抑えられることになり

ひいては調査結果に影響を及ぼすのである。

 

 

自分だけならいいだろう

などという根性で来られると

探偵に限らず、どんな商売でも悪影響が出るのである。

商店での万引きと同じようなものである。

 

こういうお客が年間を通してポツポツ出るのである。

その結果

うちの条件といのもどんどん厳しくなってくるのであった。

 

以前はそんなお客はおらんかったのに

困り者のお客、

お客とは呼べんような非常識な者が増えてしまった。

 

 

そういうのに限って

「あんな機械はあるか」

「こんな機材は持っていないのか」

「なんで写真を撮れん」

などと注文や文句を言うのである。

 

 

だからなのか

調査料金はヒジョーに安いが

諸経費の名目がたくさんある探偵も出てきた。

 

例えば

調査料金の夜間早朝休日割増

調査車両代(1台分は必ず発生)

報告書作成代(しかも1通当たり)

データ資料作成代やUSBダウンロード代

事細かな経路地図や時系列報告書の作成代

諸機材の使用料(カメラ、レコーダー等各1台当たり)

しかもこれは調査員一人ひとりが持つので料金は倍加する。

 

書き上げたらキリがない位出てくるのである。

打合せ代なんていうのもあったし

訳がワカラン。

 

安い方、安い方に流れて行き着いた結果が

こんな名目経費で水増しする所が増えたのである。