顔写真だけ撮って欲しい、という依頼

探偵というと

尾行したり張込みしたりと

誰かの行動を監視する仕事が多いが

そういうのとは毛色の違う依頼もある。

 

「●●に出入りする人物の写真を撮って欲しい」

という依頼が以前あって実行したことがある。

 

ビデオではなく写真である。

ビデオならず~っと回しぱなしにしていれば良いが

写真はタイヘンである。

何しろ相手が来たらシャッターを押すのである。

 

さらに

出入りするとは言っても

頻繁に出入りがあったりする訳でもないので

延々と撮影チャンスを待つという難行苦行であった。

 

 

ただ、気分は探偵というよりも

週刊誌のカメラマン

といった感じでなかなかのものである。

 

 

三脚にカメラを固定して一定方向へ向け

さらに別のカメラもセットして

延々待ち続けるのである。

 

野鳥の観察でも

ダイヤモンド富士の撮影でも

はたまた

たんちょう鶴の撮影でもない。

 

出入りする人物を撮るだけである。

その中に依頼人の対象としているのが

いるわけであった。

 

 

その地域も相手も書けないが

まるっきりカメラマンであった。