夏の夜の張込み

7月下旬からある住宅街近辺での調査を繰り返している探偵である。

夕方から深夜にかけての調査だが

住宅街というのは「鬼門」である。

 

車を止める余裕など無い道幅だし

隣近所が隣接しているし

夜になれば街路灯があちこちを煌々と照らしている。

さらには

それぞれの家の窓から通りがよーく見えるのである。

 

つまり

張込みにはヒジョーに不適当な場所なのである。

 

そんな場所にずっと立っていたら怪しまれるし

家を覗いていたら「即・アウト」である。

普段から人通りが少なければすぐに「不審者」である。

 

なんだかんだとタイヘンな場所が住宅街なのである。

 

しかしそれ以上にタイヘンなのが

「蚊」

である。

 

 

夕方から夜にかけてはブンブン飛び回っている。

じっとしていればスグに刺される。

初日に5~6箇所刺されたので

それ以降は虫除けスプレー持参である。

 

スプレーしてもこの蒸し暑さでは汗が滝のように流れる。

なので効き目もどんどん薄れるわけで

そのたびにスプレーするのである。

 

終わって帰れば

体も服もこの臭いがばっちり付いている。

 

 

さらに輪を掛けてタイヘンなのが

グッタリして帰ってきてシャワーを浴びて寝ると

明け方近くに相談の電話が掛かってくるのである。

これで睡眠を妨げられるという波状攻撃である。

 

おかしいなぁ

今までは昼前後の相談電話が多かったが

最近では明け方ばかりである。

 

 

ということで

夏本番になってから睡眠不測が続いているのである。

しかし

仕事が来ることはありがたいことなので

感謝はしても、文句をいうことではない。

 

生活リズムも先月までとは変わってしまい

明け方近くに寝て、9時頃起き

さらには1日1食である。