寒い日の探偵

寒い・・・・・・・

昼間の張込みも夜の張込みも寒いのである。

尾行であればトコトコ歩くので体も温まるが

張込みは辛いのである、特にこんな季節では。

 

まぁそれでも北海道の探偵よりは楽チンであろう。

東北の探偵よりはマシであろう。

 

そういえば暮にどういう訳か

北海道の人から道内での張込み依頼がきた。

「地元の探偵に頼んだ方が安いよ」ということで

終わったが、こんな時期に関東に住む人間が

北海道で張込みするなんぞ自殺行為である。

 

遠い地域からでも依頼はやってくるが

交通費や滞在費を考慮したらやはり地元に限るだろう。

 

 

 

さてさて、そんな寒い日が続くなか

探偵は相変わらず出撃している。

昼夜関係なく出掛けている。

 

車で行けるのであれば「御の字」である。

車が使えない場所、どう考えても置けない地域、

車では追えない相手となれば

バイクとなるのである。

 

それも大きなものでなく、町の景色に溶け込む

小型のスクーターである。

小回りが効いて加速も良く、しかもスピードが出るのである。

便利至極で使いやすいのだが

 

寒い・・・・・

 

 

フルフェイスのヘルメットでも顔が強張る寒さである。

夜走る時はヘルメットの下に

「バラクラバ(目だし帽)」を使っている。

 

これがバラクラバ(目だし帽)である。

 

そして服装も

いろいろ着込んで不審度バツグンである。

 

しかし遠目で見れば

「デブのオッサン」がスクーターに乗っている

程度にしか見えない。

 

 

 

      ここまで酷くはないが

 

相手の車を尾行、追跡するには「持ってこい」だが

自分としてはもう少し大きいバイクにしたい。

が、しかし、それでは町中や住宅街では目立ってしまう。

苦しい選択である。

 

 

 

張込みも苦労する。

暮に「靴の中敷カイロ」なるものを買って

その暖かさに喜んだが

ずーっと立っていると足の裏がジンジン痛くなる。

どうやら低温ヤケドらしい・・・・・。

ということで

あっ、という間に「ボツ!」となった代物である。

 

結局は普通のボア付き中敷が良かった。

そして

結局は体のあちこちに

カイロを貼り付けるしかなかったのである。

 

 

そんな寒い夜や深夜

繁華街で客の呼び込みしている薄着のオネーチャンたち

黙々と道路工事をしている人たち

その警備をしている人たち

そんな人たちを見かけるとジョージアのCMではないが

「おつかれ、誰だか知らないけど」

と思ってしまうのである。

 

 

そして

「おつかれさん」の自分にもご褒美としてケーキではなく

最近はヤマザキのこれを食べている探偵である。