運の良い探偵

ここ最近は「1日だけの調査」といった

いわゆる「スポット調査」の依頼が多い。

長期の調査を受けながらうまい具合にその「隙間」を狙うかの如く

そんな依頼が入ってくる。

 

多くの探偵事務所では安定収入が望めないスポット調査は

受けないか超高額になるかだが

うちは困っているなら受けるし、

スケジュールの余裕があれば受ける

ので問題ない。

 

先日も一仕事終わって帰ってきて

風呂入って「寝ようかな」

などと思っていたら

「どこに電話しても断られた」

という人からの依頼があり、翌日のスケジュールからみて

余裕があるので出撃したのであった。

 

 

スポット調査を嫌う理由は収入以外に

 

調査員の調整がつかない

現地の下調べなどの準備ができない

調査対象の顔を覚えるヒマがない

メンドウくさい

 

などの理由もあるようだが

探偵の仕事なんぞ、臨機応変の一発勝負が多いので

そんなのは理由にはならんだろ。

 

 

うちの場合でも

相手の写真1枚だけ渡されて

「コイツを探せ」

などという無理難題も来るが、相手のいる場所や現れる時間

などがハッキリしていればできるはずである。

 

 

顔を覚えるのがタイヘン

特徴が掴みにくい

という理由で急な依頼を断るのはよくワカラン。

じっくり見れば記憶できる。

 

顔以外に必要なのは身長と服装だな。

そこらへんの情報があれば誰でもできるものであろう。

 

 

むか~し昔、学校のテスト勉強で

教科書を読んで覚えるのではなく

ページの中味を画像として記憶することがよくあったので

それが今の「顔認識」「立体認識」に役立っているのかもしれん。

人間、どこで何が役に立つかしれんものである。

 

 

いつも思うのだが

探偵の仕事は能力や経験、知識や知恵が必要だが

 

 

というものがイチバン重要だと思うのである。

 

能力、技量、経験がどんなに豊富でも

運がなけりゃ宝の持ち腐れである。