インフルエンザで悶絶の探偵

この一週間は異常なほど長く感じた。

それは

「花粉症のせいか咳がひどい」

などと思っていたら花粉症ではなかったからである。

遠隔地での調査のために前進待機となるので

「医者に診てもらおう」と行ってみたら

 

問診の結果

「あ~、インフルエンザに罹ってますね」

「発症後、日にちが経っているので検査できないけど

  症状はインフルエンザですよ」

ということであった。

熱も38℃近くあり、倦怠感、節々の痛み

酷い花粉症だと思っていたらそういうことになっていた。

 

そう言われても

翌日早朝成田空港に着く人物の確認がある。

帰国を延ばしてもらえるはずもないので

行くしかないのである。

前泊用のホテルも確保してある。

 

 

思い返せば週の初めに都内で張込みした時

冷え込んで咳が酷く、鼻水も酷かった。

さらに尾行するうちに汗はかくわ

張込みでその汗が冷えるわ

なんとなくイマイチの調子であった。

 

 

そんな中、成田まで向かったのである。

17時過ぎにチェックインして速攻で寝た。

この夜が今週、否、今のところ今年最悪の夜であった。

そして

翌朝6時にホテルを出て空港到着ロビー張り込みとなった。

インフルエンザ拡散機のようになった探偵の張込みである。

 

こちらの苦しさも知らず(知るわけないが)

相手はノホホンと帰国し電車で都内へ向かい

昼前には目的の場所へ入る。

これで終わって一安心

ではなく夕方から別の場所で

同じ人物の張込み監視がある。

 

一旦家に帰って少し横になってまた出撃である。

もはや食欲もまったく無い状態で2日目。

スポーツドリンク飲んでいるだけである。

 

まいったな、あと1人付けておくべきだった

などと後悔したが、

依頼人の要望で「1人での監視」が絶対条件であった。

 

この苦しさが木、金、土と続き

やっと解放された今日なのである。