法律も法律家も助けにならん。力なき正義は無力であり無能である

浮気が原因で離婚して

慰謝料を一部しか払わなかったり

分割払いを1回で止めたり

払わずにそのままにしたり

そんな輩が毎度の如く現れる。

 

妻としては離婚して清々としたいところだが

相手は尚も

 

嫌がらせ

を続けるのである。

 

忘れたいのに、忘れさせないのである。

 

多くの場合、

妻は生活に困窮している事が多いので

支払いが止まるのは生活の破綻に繋がる。

 

こういう輩から金を分捕るのは難しい。

さらには

支払いは止めても遊興に使う金はあるのである。

明らかな嫌がらせなのである。

 

 

 

最近の案件では

分割慰謝料の支払い期限を過ぎ(期限の利益の喪失)

て相手の財産を差し押さえることができる

ことになっているので差押さえしようとしたら

裁判所から相手に対して

「差押さえしますけどいいですか?」

 

という通知を出し、それに対して相手が

「いいですよ」

 

と返事を返したら差し押さえます。

という笑い話のような説明だった

というのがあった。

 

誰だってそんなのに返事などする訳もない。

返事がなければ再度通知して云々・・・・

ということだそうで

まったく埒の明かない話である。

 

 

離婚においての

慰謝料、婚姻費用、養育費などの支払いは

現金一括払い

以外信用できないものである。

 

 

ところが

間に立つ弁護士は一括だろうが分割だろうが

成功報酬は入ってくる。

早く手を打たせんがために

カンタンに合意する分割方式を選択させる。

 

しかも

その後、相手が払わず困ったとしても

「もう過ぎた話し」ということで相談にも乗らん。

金を払って債権回収の依頼でもせん限り

つまりもう一度「客」にならん限り

金にならない話しには付き合わないのである。

 

なかなかウマイ商売である

 

しかも債権回収は弁護士の仕事である。

弁護士しかできん仕事とはいっても

段取りは前述した裁判所の話しと同じである。

 

強攻策がある訳でなし

脅迫ができる訳でなし

体に言い聞かせる訳でなし

毒にも薬にもならん法律で対応するだけである。

 

 

そうして二進も三進も行かなくなって

調査を依頼した探偵に相談してくるのである。

探偵だって相談されてもどうにもならん。

 

どこかに埋めるとか

海に流すとか

そんな手段も取れん。

ほんに困った問題である。

 

 

この問題を聞くたびに思い浮かべるのが

人間は考える葦である

で有名なフレーズ・パスカルの次の言葉である。

 

力なき正義は無力であり正義なき力は暴力である。

力なき正義は無能であり正義なき力は圧制である。

力なき正義は反抗を受け正義なき力は弾劾を受ける。

それゆえ正義と力を結合せねばならない。