「浮気相手」だという証拠も無いのに尾行を依頼する人

探偵の仕事の一つは

特定の人の行動を調査することにある。

特定の人というのは

浮気しているダンナや妻だったり

不正を働いている社員だったり

自分を騙している人間だったり

いろいろある。

 

そんな中で

「ダンナの浮気相手はこの人に違いない」

などといった思い込みで行動調査を依頼してくる

そんな人も時々いるのである。

 

「違いない」といっても、

一緒にいる現場を見たわけでもない

2人だけで旅行した写真があるわけでもない

メールのやり取りをしていたわけでもない

ぜーんぶ

「らしい」とか「違いない」

といった憶測、想像、妄想、思い込み

だけで犯人としてしまうのである。

 

浮気しているダンナが接触した相手なら

追いかけることもできる。

2人で旅行したラブラブな写真の相手なら

調査することもできる。

怪しい時間帯にいつも電話している相手なら

監視することもできる。

 

しかし

「らしい」や「だろう」では

調査なんぞできるわけないのである。

 

浮気が繰返され

怪しい相手が誰だか判らない日々が続くと

「アイツではないか」

という思いが強くなり、それが妄想となり

その妄想を確定的な現実と思い込んで

住所氏名不肖の人を浮気相手と断定し

それを調査しようとして依頼してくる

そんな人が実際にいるのである。

 

まるっきり無関係な人を対象にすればそれは

ストーカー行為、つきまとい行為であり

処罰の対象になるのである。

探偵だけではない、誰でも対象なのである。

 

 

調査するのはダンナではなく

「あの人」なのである。

「あの人」の行き先、職場、帰宅後の行動、休日の行動

それらを調べたがる人がいる。

 

 

探偵に依頼してきて、理由で断れらた人の中には

自分でそれをやってしまう人もいる。

もはや妄想が人を動かしているのである。

 

相手も気が付かず

刃傷沙汰にもならないから事件にならない。

誰も知らないうちに始まり、誰も知らないうちに終わる。

そんな人も世の中にはいるのである。