過去を消してしまう人

調査の過程で発覚したことは無いが

「過去を消した人」というのもいたりする。

 

よくある手口は

 

本籍地を変更

 

したケースである。

本籍地を変更して新しくすると、

今までの戸籍を終了して新しい戸籍を作ることになる。

終了といっても新戸籍に

その作成日(つまり開始した日)が入るので

よーく見れば

「ナンデ本籍地を変えたのか」

と疑問が湧いてくる。

 

これをやると

今までの記録は当然お蔵入りとなる。

結婚したことや離婚したことや

それまでに引越した記録など等。

住民票の移動記録は戸籍の附表となるから

それも古い記録とともにお蔵入りとなる。

 

完全に抹消されるのではないが

保管されるし、

本人の原戸籍(はらこせき)もあるから大丈夫。

しかし

普段の生活で相手の原戸籍を取り寄せることもなかろう。

原戸籍が必要になるのはせいぜい相続の時ぐらいである。

 

離婚した女性はだいたいが新しい戸籍を作ることになるので

よく知っている人も多いだろう。

 

しかし

何も無いのにこれをやる人もいたりする。

順を追って古い記録を探せば判ることだが

フツーは「そんな事」を調べる人なぞいない。

本籍地を変える、というのは新しい戸籍を作ること。

それなりの理由があるはずである。

 

結婚して親の戸籍から出て、新しい戸籍を作る。

離婚して一緒の戸籍から出て、新しい戸籍を作る。

それなら判るが、何も理由が思い当たらないのに

本籍地を変えて新しい戸籍を作るのには

何か理由があるはずである。

 

 

「保管期間が過ぎて無くなってたら困る!」

と思う人もいるだろうが戸籍の保管期間は

2010年に改正され

80年から150年となっている。

しかもそれは

戸籍内の全員が除籍(結婚や死亡)してからである。

戸籍内の最後の人が死んでから150年である。

原戸籍で考えれば

ジーちゃんやバーちゃんが死んでからである。

だったら困ることもなかろう。

80年でも十分である。

 

 

本籍地変更で過去を消す人もいれば

常人の想像の範囲を超える方法が

他人の戸籍を盗る方法。

1人暮らし、親族いない、友達いない

または

社会と縁を切ってホームレスになった人など、

そんな人の戸籍を使うのである。

 

「だったら相手が困るだろう」

と思うだろうがその時は

この世から消えてもらうので心配ない。

これが所謂

 

背乗り(はいのり)

 

という工作員が日本人に化ける手段である。

 

まったく怖い時代である。