どこへ向かっているのであろう

カレーのCoCo壱番屋(ココイチ)というのがある。

探偵もついつい入ってしまう好きな店だが

豊富なメニューの原因はどうやら

お客の要望を取り入れているうちに増えたようである。

 

翻って不肖の探偵事務所も似たような感がある。

「これを調べて欲しい」

「あれを追い掛けて欲しい」

「それを見つけ出して欲しい」

「これをして欲しい」

「なんとかして欲しい」

といろいろなケースの依頼がやってくる。

 

「うちは行動や素行調査専門だからやらない」

と断ればいいのかもしれんが

せっかくうちを見つけ出して

「頼ってくれた」のだから

無下(むげ)にするのは傲慢以外の何ものでもない。

 

そうやって引き受けるうちに

いろいろな知識を得たり

その知恵を持った知己を得たのであった。

おかげで専門の幅が広がった。

ありがたいことである。

そして自分の運の強さに驚嘆するのであった。

 

断っていれば「尾行・張り込み専門」の探偵というか

それだけの探偵になっていたかもしれん。

 

これまでは

浮気や不倫のいわゆる「色恋沙汰」の問題が多かったのが

最近では

ヤクザ、暴力団、企業関連、ストーカーの調査も増えてきた。

ここでは書けん事案も増えている次第である。

 

果たして不肖の探偵はどこへ向かうのであろう。

川の流れに身を任せているようなものである。

 

ゆく河の流れは絶えずして、

 

しかももとの水にあらず。