家出した子供が実家に泥棒に入った話し

探偵をやってるといろんな依頼がくる。

浮気や色恋沙汰の話しばかりではないのが実情である。

そんな依頼を受けて初めて

「えっ、そんな法律あるの」

と判ることが多い。

 

 

家出して数ヶ月後、親が留守の間に実家に忍び込み

高価な家財や現金・通帳・カードなどを盗んだ事案があった。

被害額は数百~1千万円オーバーであった。

 

窃盗事件として警察に通報し、いろいろ調べた結果

犯人は家出した子供であったことが判明。

 

ということで親は訴えようとしたが警察は受け付けてくれない。

「それなら」ということで探偵に調査依頼が来たのである。

 

なんで警察は受け付けなかったか?

 

刑法244条に「親族相盗例(しんぞくそうとうれい)」というのがあり

親族間で発生した一部の犯罪行為、またはその未遂罪については

その刑罰を免除し、または親告罪とする

 

という条文があったからであった。

 

不肖の探偵もこんな条文があるとは知る由も無かった。

 

対象となる犯罪は調べてみると

 

窃盗罪、詐欺罪、不動産侵奪罪、

電子計算機使用詐欺罪、背任罪、

準詐欺罪、恐喝罪、横領罪、

業務上横領罪、遺失物横領罪

 

だそうでいろいろ出てきたのである。

器物損壊罪、強盗罪には不適用

また、

第三者の共犯者にはもちろん適用されない。

 

 

なるほど、これがあるから警察も動かんのか・・・・。

 

そこで、この件の親が警察に問うた、

 

「それなら自分が

子供の家に泥棒に入ってもいいのか?」

 

もちろん警察だって唆すようなことは言えないので

モゴモゴ・・・・・となったが理屈は通る。

 

さて、この話しの本題であるが

探偵に子供の調査を依頼してきて何をしたのかというと

・・・・・・・「これ」をやったわけである。

 

親がいろいろ聞きまわり子供のバイト先が判ったので

数日張り込んで、

バイトに来た日に尾行して家を見つけたわけである。

そして

深夜のバイト中に決行したのであった。

 

「探偵は行かなかったのか?」

それをやると親族以外の第三者に該当するので

行くわけないでのある。

 

最後に白状すると

実は2回経験しているのであった。

まったくの別案件、別人からの依頼で・・・・・・。