探偵が出会ってきた依頼人たち

探偵っていうのは

警察に(制服私服を問わず)に職質されても

変なきっかけでヤクザに紹介されても

「探偵です」というと「初めて会った」と感激し

ニコニコしながら

「浮気調査とかするんですか?」と聞かれる商売である。

 

「探偵=浮気調査」が鉄板の状況であるが

そういった調査ばかりが仕事ではない。

いろんな調査を受けるが今回は

依頼してきた人達の話しを書いてみる。

 

 

前にも書いたように

「子供に泥棒に入られた人」もいれば

「結婚詐欺」のような相手に騙された人も男女問わずいる。

 

元・社員にデータを盗まれた社長や、

元・社員に自宅に泥棒に入られた社長もいれば、

社員が他社の人物と共謀して横長し、というのもあった。

 

社員のサボりの現場を抑えたい役職者もいれば、

不倫相手に逃げられた人からもあったし、

配偶者を浮気相手に盗られた人も当然いた。

 

浮気相手と逃亡し行方をくらましたオッサンを探す妻もいれば、

犯罪を犯す恐れのある逃亡中のオッサンを探す妻もいた。

 

どれもその人からすれば苦しい状況である。

 

中には、依頼人の配偶者や家族が自殺しており

その原因を作って逃げた相手を探し出す、というのもあった。

こういうのになると「キツイ」ものである。

 

 

訴えるため、

クビにするため、

財産を取り戻すため、

これ以上悪事をさせないため、

白黒決着をつけるため、

関係を終わりにするため

みんなそれぞれの事情のために探偵に依頼してくる。

 

まったく

 

幸福な家庭はどれも似たようなものだが、

 

不幸な家庭はそれぞれに不幸である

 

トルストイの「アンナ・カレーニナ」の冒頭そのものである。