Every cloud has a silver lining

英語の諺で

「Every cloud has a silver lining」

(どんな雲にも銀色の裏地がある)

というのがある。

けっこう好きな諺である。

 

雨で薄暗い日に飛行機に乗った時

どんどん上昇するに従い雨雲の中に突っ込み

やがてその雲の上に出ると、

太陽が輝いて真っ青な場所に出る。

地上から見ると真っ黒だった雲の裏側は

太陽に照らされ眩しい銀色に光っている。

「lining」とは洋服の裏地のことである。

 

絶望の中の希望、というよりも

絶望や苦境の裏側(向こう側)に明るい未来がある。

そんな感じの格言である。

 

戦史や戦記ものを読んでいると似たような話しが出てくる。

戦闘で負傷し絶望した兵士は死に、

生きることに執念をもった者は生き残る。

飛行機が墜落して大ケガしても、

「もうダメだ」と弱音を吐き続けた者は死に、

「生きなければならない」「あいつをブッ飛ばすまで死なない」

などと考え続けた者は生き残る。

つまりは「生きること」へ執念を持った者だけが生き残る訳だ。

 

絶望的な状況に置かれても

「その先」には明るい未来があり、

「生への執念」を持った者だけが生き残れる。

 

いろいろな調査を受けてきて思うのは

絶望している人がなんと多いことか、である。

今が最悪であれば、もうこれ以上悪いことは起きないだろう。

後は浮上するだけである。

 

絶望的でもその先には「起死回生」のタイミングが待っている

そう思っていないと自分が潰されてしまう。

そして、そう考えていると必ず起死回生ポイントが来るのである。

 

しかし、依頼人と話しても

「何を証拠にそんな事が言える」と

言い返されてしまうことが多い。

 

敢えて言わせて貰うなら

別に証拠なんぞイラナイのである。

科学的に証明されている必要なんぞいらないのである。

要は「気の持ちよう」である。

 

依頼人が弱気になってしまってはイケナイのである。

浮気問題であろうと、他の民事事案であろうと

依頼人は「復讐」の念を持っていなければ調査も失敗する。

探偵だけが「必死」になれば成功するものでもない。

依頼人と探偵が

「執念」を持ち続けなければ成功しないと思う。