真面目な夫の「心」を掴んだ年上女性

オカシイのばかりが不肖の事務所の調査相手ではない。マジメな夫が年上女性に心を掴まれ「道を踏み外した」話しを書いてみる。

結婚数年後、仕事上で対応した女性と交際が始まった夫がいた。

ある時点で妻が気づきそれなりの対応をし、相手女性にも抗議した。が、それでも水面下での交際は延々と続いていたのである。

もしかすると夫の方は「もう止めよう」と思っていたかもしれないが、交際は続き出世もしていったのであった。関係が長く続けばある意味「惰性」でその関係が続き、それに「なんの疑問」も持たなくなってしまう。この場合はたぶん「相手」が離そうとしなかったようで、ある意味夫は「女性の引力に負けてしまった」「居心地の良い方を選んだ」のだと思う。

優しい、話しを聞いてくれる、褒めてくれる、立ててくれる、つまり相手に「母親像」を求めて、それに応えてくれる女性に反応するのである。ユングのグレートマザーのようなものか・・・。また相手もそうやって慕ってくれる男性を子供のように思うことだってある。

だいたいの男は「若い相手」の方がいいのだろうが、ある年齢以上で若い相手を求めるのは「自分の衰えを認めたくない」心境らしい。つまりは「自分は若い」という思いの表れといえる。「若いのを相手にできる」「若いのを征服した」という満悦感があるともいえる。

 

では年上や落ち着いた女性を求めるのは何か? 通俗的にいえば「マザーコンプレックス」になるのかもしれないが、そんなお気楽なものではない。グレートマザーを求める心、「心の安寧」や「癒し」を求める度合いが大きいのではなかろうか。

そのグレートマザーも時には暴走し「過度に束縛」することがある。たぶんこの年上女性も「夫」を利用しようという思いは無かったであろうが、「離れていくこと」を許さなかったのかもしれない。だからこそ頻繁に会い週末には必ず一緒に過ごしていたのであろうし、もしかしたらそう仕向けたのかもしれない。

で、結局この夫は離婚に至ったのであるが数年後、元・妻が用事で連絡し話をしたときに「離婚になった途端に捨てられ音信不通になった」という結末を知ったのである。グレートマザーの呪縛から逃げるには「それなりの対価」が必要だった。そうでもしなければ逃げることができなかったのである。

40代以上で、もし自分の夫が浮気していれば、その相手が若いか年上かによって夫の心理を読むことができたりする。そして結末もある程度予想できると思う。

 

 

「だからマザコンなんかさぁ~」と言う人もいるだろうが、女性にだって「ファザコン」がいる。で、そいう人は父性を感じる男について行ってしまうわけだ。

コンプレックスとよく使われるがこれも通俗的で、本来は「衝動、欲求、観念、記憶」などの心理的な構成要素が複雑に絡み合ってでき上った観念の複合体を指し普段は「意識下」に無理やり抑え込んでいる。

だから「●●がコンプレックスで~す」などと言うのはウソっぱちで、本来は「それ自体」を口にするだけで自分の頭が混乱し感情が爆発してしまうものでなければならない。コンプレックスとはそんなものである。人間のコンプレックスというのは実にオモシロイものである。

赤ちゃん猫

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