「●●に強い探偵」になるためにバージョンアップが必要だと思う

仕事もヒマになってきて読書三昧の日々を送っている。

そんな中でツラツラ過去を思い返してみると、調査に関わるようになって数十年である。ツラツラ思い出したことをダラダラと書いてみる。

 

昔は今のように「探偵業の許可」はいらなかったので本業の傍らにいろいろと「調べもの」をしていた。尾行や張込みをするようになったのはもっと後からでほとんどの仕事は「データ調査」であった。

そして不肖の事務所の方向性を決定付けるようなものを扱うようになってからは「20年」を越えてしまった。それが「サイコ系」の人たちの行動調査である。境界性パーソナリティー障害と医者に判定された人の行動調査をその家族から受けたのがそもそもの始まりである。

サイコ系と一口に言っても、統合失調症や各種人格障害などいろいろ出会ってきたがこの10年くらいの間で「それ」と思われる人の数が一気に増えた。医者の診断を受けていない人も圧倒的に多いので実態はよくワカランが確実に増えている。

「オカシイよね」とか「何でそんなことをするのだろう」とか「信じられない」等と言って相談に来る人や依頼をしてくる人の話しを聞いていくと「サイコ系」の人たちと同じような行動やら言動のパターンがどんどん出てくるのである。同じようなパターンというのであれば同じ系統に属すると考えても不思議ではない。

他の探偵に調査してもらい報告を受けた時に「この人、普通じゃないですよ」と言われてやって来た人もいる。「普通じゃない」といっても「それ系」の人であれば十分考えられる行動だったり、お決まりの行動であったりして話しを聞いていても「薄っすら」だが傾向が判るようになった。

さらにそれが不倫相手からの依頼であれば「もっと詳しい」話しを聞かせてくれるので「どんな傾向の人」が「どんな事をするか」も判ってきた。そうなると益々どんな傾向の人で将来どうなるかが読めるようになったのである。

「石の上にも三年」と言うが、同じような相手ばかりを見ていると「ヤケ」に詳しくなるものである。見ているだけでなく同時に勉強して知識も増やさねばイカンが・・・。

 

不肖の探偵は「ちゃんとした探偵」になる前の本業は保険代理店であった。自社の宣伝をするために「顧客心理」「購買心理」などを含めた心理学についても勉強していた。これも現在の探偵の仕事に大いに役立っている。

心理学なんぞ探偵に使えるのか、と思う人もたくさんいるだろうがこれが使えるのである。「心理的圧迫」「行動抑制」といった分野で相手をコントロールするために便利な学問である。

「探偵だったら尾行張込みを極めろよ」と言われるかもしれないが、これは「コツ」さえ掴めば誰でもそこそこできるもの。コツに加えて「根性」も必要だが・・・。

体力や根性の分野も大事だろうがそれよりも「強い分野」が必要であろう。会社専門の探偵やら経済分野専門の探偵だっている時代なんだから「専門」とまではいかなくても知識といった「ソフト」にもっと力をいれる必要があろう。

サイコ系も心理学も「学問を究めた」状態ではないが、実態を見ていくことで経験値が増えていく。学問的に専門家になっては探偵としては役に立たないとだろうからここら辺がちょうどいいと思っている。

 

パソコンのOSなどはバージョンアップしていくと「ver.●●」などと表記されるが、不肖の事務所に例えると

データ調査専門の頃はver.1.0

サイコ系を扱うようになった頃はver.2.0

今は心理作戦も扱うようになってver.3.0

といった感じかな、ver.4.0では何が追加されるのであろうか。

 

シャノアールのデニッシュ