夫でも妻でも、果ては恋人でも「浮気調査」は事前情報が命

「浮気調査してください」と言われてスグに調査開始とはなかなかいかない。何も情報が無いところでは動きようがないからだ。「ヘタな鉄砲数撃ちゃ当たる」のように、むやみやたらに動いても時間と金の浪費になる。

ということで依頼時の面談では、依頼人の話しも長い時間聞くが、こちらの知りたいことも長い時間かけて聞くことになる。

探偵の知りたいこと、それは大まかに言えば「相手の行動パターン」や「行動の変化」である。

毎回聞いているのはだいたい次のようなもの。相手によって変化はするが聞きたいことはこういった点だ。

1、どういったことで「浮気している」と思ったのか?

2、いつ動くのか? 週のどの辺が怪しいか、怪しい曜日はいつか、会社の帰りかそれとも早退なのか、休日は大丈夫なのか

3、どこに行っているか? レシートやカードの買い物記録、SuicaやPASMOの記録に怪しい点はないか

4、車は使うのか? 給油はどこでしているか、車内に変化は無いか、髪の毛、化粧の残り香、シートの位置、ゴミ等はよく調べたか、ドライブレコーダーやカーナビは調べたか

5、持ち物や服装に変化は無いか? 今までとは違った服を着るようになった、服や下着の好みが変わった、体形を気にするようになったかなど

6、妻の浮気も、やはり服装、ヘアスタイル、化粧、持ち物などなど

7、言動に変化は無いか? 口ごもったり、上の空の返事、アヤフヤな返事、紋切り型の返事が多くなったか

8、行動に変化は無いか? 以前よりも優しくなっていれば、「浮気」がバレないようにしている可能性も大きい

9、仕事帰りの行動に変化はないか? 帰宅時間が遅くなった、休日出勤が増えた、出張が増えたなどは会社の都合なのか違うのか

 

面談でこういうことを聞くと「よく判らない」という答える依頼人もいる。何故か?それは「ある日突然」浮気調査をしようと決心したからで、それまでの間は何も考えていなかったし疑ってもいなかったからである。

諺で「思い立ったが吉日」というのがあるが、調査を決心しただけでも吉日かもしれないが、その前に相手の行動をよく観察して「日記」を付けておく方が「より安価で、より精度の高い」調査への最短距離だ。

急いだ方がいいのは当然だが、慌てる必要はない。急ぐためには「周到な準備」がまず第一。情報も無く慌てて動けば時間と金のムダに直結しやすいし、こちらの動きがバレることもある。

さらにいえば「スカ」を食らうことだってある。つまり「該当日」以外に「山をはって」しまい何も出なかった、ということに成りかねない。誰しも予算の制約があるので期間中すべての日を監視するのは不可能だ。なので特定の日を絞り込むのだが、記録がなく情報も無ければ「当たりをつけて予想して」やるしかない。そうやって調べた結果、実際は他の日に浮気しているのに「シロ」判定が出てしまっては元も子もないだろう。コロナのPCR検査と同じである。

監視して事前情報を集めるのは何故か? それはこちらが行動するための「決心を容易にするため」に必要不可欠だからである。情報収集を舐めてはイカンぞ。

 

それから、浮気調査は「イッパツ」で勝負が決まると思ってはイカン。何度も繰り返しての調査が必要になる事が多いし、弁護士を使う場合はそれを要求される。さらに、事前情報は「100%正確」ではない。密会は双方の都合で決まるので「急遽予定変更」もあるので「予期しないスカ」もあることを肝に銘じておくべきだ。

 

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