異常者を調査対象にしている珍しい探偵

過日、他の探偵事務所の人物と話す機会があって情報交換をした。その中で調査対象についての話しが出て、不肖の事務所の特殊さで盛り上がった。

不倫相手からの調査を受けているだけでも特殊のようだが、対象となる人物の行動の違いが浮き彫りになった。

一般に浮気というと「自分の楽しみ」としているようで、楽しいから会う、楽しいから呼び出す、といった傾向にあった。会って、食事して、ホテルへ行ったり、旅行に行ったりという具合である。

不肖のところでもそういう類の人物はいるが、それよりも「狩り」「義務」のような行動の人間が多い。

「趣味が合う」という組み合わせもいるが、旅行とか山歩きといったものではなく「性的倒錯趣味」の分野に入るものがよくある。

さらには、

●DVしてモラハラして不倫する輩、

●変態的な趣味を妻から拒絶されて趣味の合う相手を見つけた輩、

●毎日のように相手を変えてホテルへ行く輩、

●相手を変えて昼と夜のダブルヘッダーをする輩、

●数人の人妻を相手に不倫してローテーションをこなす輩、

●昔話ではないが「おじいさんは山へ芝刈りに」どころか「おじいさんは町へデリヘル遊びに」といった輩、

●ギャンブルで散財しながら不倫相手から金を巻き上げている輩、

●親戚筋の女性と不倫していた輩、

●不倫相手に「特異」な行為を要求する輩、

といった案件を話すとゲンナリしてしまい彼から見ると「別世界」らしい。

おまけに

相手を妊娠させた、他所で子供を作っていた、別に家庭があった、妻に性病を伝染した、相手の女性の裸の写真を大量に保管していた、児童ポルノといえる画像を大量に保管していた、というケースは彼の「想像の外」であった。

会社からの帰宅後に自家用車で浮気相手の家まで行く、仕事が終わってから片道50キロ以上離れた浮気相手の家へ行く、というのも珍しいようで飽きれていた。

話しをしていくと「自分のところが如何に異常か」というのがより鮮明になったのであった。

このように際立った人間を相手にしていると「何が異常か」という基準がだんだんと世間とズレてくるので困りものである。

ニーチェの言葉に

深淵を覗く時、深淵もこちらを覗いている

というのがあるが、不肖もだんだんと毒されてきているかもしれん、恐い恐い・・・・・。

浮気オジサン