それって「アンタ」が捕まるぞ

二股不倫や浮気に怒る妻や女性は多い。しかし「怒り」を通り越して復讐の念に駆られる女性も多いのは事実である。

証拠の写真をもって「これを相手の会社にバラまいてやろうか」とか、ビデオ映像をもって「これをyou tubeにアップしてやろうか」なぞと「狂気の沙汰」とも思えることを考える女性もいたりする。

しかしちょっと待て!

そんなことをしたらアンタ自身が「名誉棄損」や「侮辱罪」でしょっ引かれる可能性が高くなる。

たとえ夫婦であってもこれらの罪は適用されることがある。名誉棄損であれば「社会的地位の失墜」ということで範囲が限られるであろうが、侮辱罪はその名の通り「侮辱」であれば発動される。

この10年ほどの間でも、妻に対して公の場で「バカ、ブス」などと連発した夫に適用されて例があった。妻が精神的苦痛を受けたとして訴えれば結果は別としても受理される。

夫婦間でさえ適用があるのに、不倫相手が浮気したからといって証拠をバラまいたり、あちこちにタレ込んだりすれば自ずと結果は見えてくる。

一時の怒りに任せて、そんなアホなことをしようとする輩も世の中にいるのである。

たとえ夫婦間で、浮気による法的対応をしても慰謝料程度で終わるだろう。しかしそれでは「自分の気持ちが治まらない」、ということもあろう。自分が受けた屈辱を払拭するには及ばなかろう。

慰謝料とは言うがこれは「損害賠償金」であって、受けた損害を金銭的価値に替えてさらに、過去の事例やら判決を基にしてその価値を計算した結果である。

損害が発生したのが「モノ」ではないので「対価」としての計算は不可能である。気持ちや感情は人それぞれ感覚が違う。

否、それよりも「金の問題じゃない」という人も多かろう。しかし、法律では損害は「金銭で補う」となっているのでこういうことになる。

相手が自分と同じように苦しむことを望んでいるのなら別の手を考えることだ。

あんなこと、こんなこと、いろいろ思い浮かぶはずだ。なんでもストレートに表現すれば良いものではない。怒りが湧いてきたら冷静になって考えることだ。

浮気の被害や離婚に際して法律は「それほど」味方してくれるものではない。先述したように過去の判例を基に積み上げられているので現代にマッチしていないのも事実である。しかし、こちらから仕掛ける時にはけっこう味方してくれるものである。

考えてみると、「守勢」になった時には強い味方ではないが「攻勢」を掛ける時には良い味方といえるかもしれない。

車から張込み